プロ野球選手で1番大変なポジション

こんにちは。

 

以前、プロ野球選手で1番大変ではないと思うポジションを紹介しましたが、今回は

プロ野球選手で1番大変なポジション

を紹介しようと思います。

あくまで、僕個人の思惑でありますので、ご了承ください。

 

キャッチャー

先発ピッチャーの相棒です。

よって、1番大変ではないポジションの相棒が1番大変なポジションだということです。

なぜキャッチャーが大変かと言うと、やることが半端なく多いのです。

ピッチャーの相棒であることで配球のリードをしないといけなく、野手なのでバッティングももちろんします。

先発ピッチャーと試合当日のやることリストを比較したいと思います。

先発ピッチャー

<試合前>

準備体操

ランニング

軽い投げ込み

ストレッチ

 

<試合中>

6〜8回までの投球

 

<試合後>

反省

ストレッチ

 

<次の日>

完全休養

 

以上。

キャッチャー

<試合前>

準備体操

ランニング

先発ピッチャーとのブルペン

リリーフピッチャーとのブルペン

全ピッチャーとのサイン確認など

内野含めた守備練習

バッティング練習

 

<試合中>

9回までの投球リード(複数投手との連携)

9回までのバッティング

 

<試合後>

ピッチャーとのリード反省

バッティング反省

ストレッチ

次の試合会場まで移動

 

<次の日>

試合(同じことの繰り返し)

 

あきらかに、キャッチャーが大変だということが分かると思います。

しかも、キャッチャーのリードが悪ければ、打たれたのをピッチャーのせいではなく、キャッチャーのせいにされるパターンもあります。

簡単な話、キャッチャーは他のポジションと比べほぼ2人分程度の働きをしていると考えます。

ピッチャーと密な連携を取らないといけないと考えると、キャッチャーが連携を取らないといけないピッチャーは20人以上います。

だいたい球団に所属するピッチャーは30人〜40人程度。その中でかなり登板するピッチャーは20人程度だと思いますが、それでも20人です。

20人分の投球リードをしないといけないのです。

しかも、相手チームの研究もしないといけなく、相手バッターに対するリードも考えないといけません。

もちろん野手であるので、バッティングもします。

キャッチャーの打率が比較的低い理由が分かると思います。

逆にキャッチャーで打率や本塁打を伸ばせている選手は半端なく凄い選手ということです。野村克也さんや、元ダイエーの城島選手、巨人の阿部選手が半端なく凄い選手ということが分かります。

 

近年、リリーフピッチャーの重要度が増し、複数ピッチャーをリードしなければいけない状況を考えると、正キャッチャーとして全試合出場する選手が全球団で3人程度しか生まれない理由も分かります。

このように「大変なポジション」「大変でないポジション」を考えながら野球を観戦すると、見方が変わるかもしれません。